給与計算実務能力検定を受けようと思っているけど、どれくらい勉強したら良い?
そもそも、対策本やテキスト本が少な過ぎ!!
どうやって勉強すれば良いのか分からないし、どこを重点的にすれば良いかも分からない。。。
そんなそこのあなた!!
まだ「新しい資格なのでしょうがない」と諦めないでください。
公式のテキスト本だけでも十分知識は付きます。
でも、出来れば、公式の講座と模擬試験は受けてください。
どちらか一方なら、模擬試験の方をおすすめします。
では、ご参考までに、2016年に給与計算実務能力検定1級を取得した私の勉強法をご紹介いたします。
給与計算実務能力検定の勉強法
給与計算実務能力検定の歴史が浅いためか、需要がないためか分かりませんが、一般的に対策本や問題集のような類のものはほとんど販売されていません。
私も手探りで給与計算実務能力検定に挑みました。
対策講座は受けたものの、復習のような感じで講座自体はあまり意味がなかったように感じました。
しかし、講座で配布された「対策講座テキスト」は大いに役立ちました。
対策本よりも見やすく読みやすかったです。
このテキストを入手するためだけに受講しても価値があると思います。
私がした勉強法はと、言いますと…
テキスト(日本能率協会マネジメントセンター発行の公式テキスト)をひと通り読み、最後の問題をひたすら何回もやりました。
問題をコピーして、答え合わせをしながら何回も何回も…
電車の中でも紙を広げてやってました。
何回やっても間違えてしまうので、公式テキストを読み直したり、対策講座テキストを読み直したり…
対策講座テキストにも最後に問題が付いていたので、これもコピーして何回もやりました。
てこずったのは、年末調整と給与計算でした。
会社では、給与ソフトが難しい計算はやってくれるので控除する項目や、控除しなくてよい項目を覚えるのにとても苦労しました。
それでも、試験当日は時間が足りず、ギリギリになってしまったくらいです。
引っ掛け問題が多いんですよね。
それも、かなり性格の悪い引っ掛け問題です。
曖昧に覚えていると、まんまと引っ掛かってしまいます。
気をつけてくださいね。
給与計算実務能力検定の勉強時間
勉強時間はだいたい1日1時間から2時間ほどでした。
通勤時間を利用していたので、これだけの時間が取れたんだと思います。
電車の乗り換えはありますが、片道30分はみっちり座って勉強出来るんです。
会社が休みの日の方が勉強する時間が少なかったほどです。
真剣に取り組みだしたのは、1ヵ月前からです。
なので、勉強時間はトータル50時間ほどです。
仕事で給与担当をしているので、この程度で済んだんだと思います。
試験は本当に難しかったです。
簿記2級の方が簡単だったように感じるくらいです。
合格率からすると、給与計算実務能力検定の方が高いんですけどね。
私も、よく受かったもんやなぁと、つくづく思います。
給与担当をしていなければ、絶対に落ちていたでしょう。
給与計算実務能力検定で押さえるポイントは?
私が重点的にしていたのは、計算問題です。
この計算問題を解くためには、給与のこと、法令関係、年末調整などを理解していないと解けません。
試験は択一式の知識問題が30問と計算問題が10問です。
計算問題の方が少ないんですけどね。
(正直言うと、計算問題しかする時間がなかったってことなんです。
だから、試験当日に時間がなくて焦ってしまうんです。。。)
択一式は、模擬試験でやった問題を2~3回復習したくらいでした。
これだけでも、だいぶ助かりました。
模擬試験の方が難しかったように思います。
これだけは覚えておいて!!って、一概に言えないんですが、押さえるポイントは「年末調整」です。
「寡婦」と「特別の寡婦」の違いや
扶養控除の額(同居特別障碍者の控除額(1人につき75万円)とか)や
老人控除の年齢(満70才以上)、控除対象扶養親族の年齢(16才以上)や
配偶者特別控除や
生命保険、住宅借入金控除や
年末調整の対象となる人などなど…
そして、退職金に関する問題も出ました。
計算問題か択一式問題かは忘れてしまいましたが、「退職所得控除額の計算」は理解しておかないといけません。
標準報酬月額の算定も計算問題で出ました。
育休の人が復帰したときの標準報酬月額を計算するものだったと思います。
本当に、多岐に渡りますが
給与の計算
退職金の計算
年末調整
は大きく押さえるポイントです。
給与の計算は、付随して社会保険の内容等も含まれますので、勉強範囲が広いですが頑張ってくださいね。
まとめ
これから勉強する方のお役に立てれば幸いです。
そして、皆さんが無事に受かりますように!!
給与計算は、地味ですが会社には欠かせない存在です。
しっかり勉強してステップアップや転職、就職に役立ててください。
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