最近は、給与計算のソフトが充実しているので勤務時間を入力するだけで残業時間や深夜時間も勝手に計算してくれます。
でも、給与計算実務能力検定では、1から電卓を使って計算しないといけない問題が10門出題されます。
労働関係の法令ももちろん理解しておかないといけません。
キチンと正確に覚えておかないと、時間が足りなくなってしまいます。
(私のように……)
そうならないためにもしっかり勉強して、試験に挑んでください。
特に1級は、年に1度しか実施されません。
1年も待たないためにも、今、しっかり勉強しましょう。
では、自己流ですが、私のやった勉強方法をご紹介します!!
給与計算実務能力検定の勉強方法は?
私は、とりあえず公式テキストを買って読み込みました。
対策講座にも参加しました。
対策講座では、計算問題を重点的にしていました。
計算問題も役に立ちましたが、対策講座で配られた問題集のようなテキストが何よりも役に立ちました。
公式テキストより要点を絞って「ポイント」と「問題」が載っています。
時間とお金が掛かりますが、この対策講座は受講された方が良いと思います。
私は仕事の都合上、受けることが出来ませんでしたが、模擬試験もやっています。
模擬試験は、実際の時間内に予想問題を解くものです。
雰囲気も確認することが出来ると思うので、模擬試験も受けておいた方が良いと思います。
試験当日、落ち着いて問題を解くことが出来ると思いますよ(^^)
給与計算実務能力検定の計算問題
1級になると年末調整の計算問題が出題されます。
配偶者特別控除や住宅借入金控除など、全て電卓を叩いて答えなければなりません。
実際の業務では、入力するだけで年末調整の計算をしてくれるのに……
って、思うのも分かります。
でも、年末調整の仕組みを知ることは、正しい情報を従業員に説明するためには必要不可欠な知識です。
年末調整の問題は、こんな感じで出題されます。
次の事例について、平成28年分の年末調整を行い、「差引超過額又は不足額」を計算してください。
1,年間給与等総額 6,530,000円
2,同上の給与等に対する徴収額 102,060円
3,同上の給与等から控除した社会保険料等 822,513円
4,「平成28年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」および「平成28年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」に記載されている内容から計算すること
公式テキストから抜粋しました。
4の書類は、年末調整の時に書く書類2種類のことです。
生命保険などは非課税なので所得税の計算からは省かないといけません。
でも、会社は従業員1人1人の生命保険料まで把握出来ません。
なので、これに関しては自己申告になります。
・・・と言うような内容の問題のためにも、法令をしっかり覚えることが大事になってくるんです。
給与計算実務能力検定のポイントは?
ポイントは、前述しましたが、法令を覚えることです。
例えば、
残業時間の割増率は?
深夜時間の割増率は?
割増になる深夜時間は何時から何時まで?
配偶者特別控除とは?
扶養者対象区分が「年少」になる年齢は何歳まで?
扶養者対象区分が「同居老親等」になる年齢は何歳から?
寡婦とは?
36(サブロク)協定とは?
標準報酬月額の決定と改定の仕方は?
などなど……
勉強する範囲は広いですよね。
この他にも
「産休」や「育休」に関する知識
所得税の課税と非課税に関する知識
健康保険・厚生年金保険・雇用保険に関する知識
上げれば切りがないくらいです(><)
このような法令をキチンと覚えることが給与計算実務能力検定に合格するためのポイントです。
正確に覚えることで、給与計算の問題が出ても楽々解けることが出来ます。
でも、実務をしているといつも触れている内容ですよね。
実務経験がない場合は、覚えるのに少し苦労するかもしれません。
まとめ
こんなアンポンタンな私が受かったんだから、皆さんも大丈夫!!
試験当日は、落ち着いて引っ掛け問題に引っ掛からないようにしてくださいね。
性格悪いなぁ~って感じる引っ掛け問題、多いですよ。
曖昧な覚え方だと、まんまと引っ掛かってしまうので、頑張って覚えてくださいね(^^)
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