梅雨のジメジメが終わって、やっと夏になったぁ!!って思ってしばらく経ってから「梅雨明けしました!!」って、ニュースでやりますよね。
逆パターンも。
あれ?まだ梅雨やったん?
めっちゃ天気良いけど……
え?まだ雨降ってるよね?
明日も予報では雨やけど……
そんな、ちょっとズレてる梅雨明け宣言を誰が待ってるんでしょうか。
気持ち的には「梅雨明けしました!!」って言われると、テンションが上がります。
その「梅雨明け宣言」の基準って、なんなんでしょうか?
まだ梅雨やったん?
って思いますが、きちんと基準があるんです。
梅雨入りと梅雨明けの発表はなんのため?
何のためなんでしょうね(^^)
ご商売をされている方は「梅雨明けセール」とかをしたり、梅雨明けの前と後では売れる商品も変わってくるので、1つの目安になると思います。
消費者もその点で言うと、海に行く準備のために水着や浮き輪を買ったり、紫外線対策のためにUVカット商品を買ったりしますよね。
ただそれだけのために?
気象庁が毎年はっきりしない梅雨明け宣言をしてるんでしょうか?
気象庁は、国の機関です。
もちろん、そんなことはありません。
梅雨明け宣言は気象庁がしていない!?
私たちがテレビやニュースで耳にするいわゆる「梅雨明け宣言」は、実は気象庁が発表しているものではないんです。
マスコミが勝手に「これくらいやろう」と判断して報道されてます。
では、気象庁は「梅雨明け宣言」をしないのでしょうか?
実は、夏の終わり頃にひっそりと「梅雨明け」を確定しています。
なんで、夏の終わり?
になりますよね。
これは、今後の気象庁のデータとして正しい日付けを明確にするためです。
「梅雨」には、キチンとした気圧配置の定義があり、それがはっきりするのが夏の終わりなんだとか。
夏全体の天候を振り返らないと、「梅雨」が明けた明確な日付けは確定出来ないんです。
なので、私たちが普段耳にする「梅雨明け宣言」は、多分これくらいだろう……とマスコミが予測してる日付けなんですね。
先走った梅雨明け宣言はなんのため?
気象庁が出す梅雨明け宣言は、夏が終わってからです。
ではなぜ、マスコミは先走って梅雨明け宣言をするのか?
それは、私たちが、梅雨明けを待ち望んでるからです。
梅雨が明けると「夏が来たぁ!!」って、テンション上がります。
逆に、梅雨がいつまでも明けないで「なんとなく夏になった」となると、テンションも上がりませんよね。
でも、気象庁は夏の天候を振り返らないと「梅雨明け」をしません。
気象学的に仕方がないことなんですが、そんなに待ってられません。
夏が終わってから「梅雨明け確定記念セール」ってやっても誰も買いません。
実際に、マスコミが「梅雨明け宣言」をしたものの、その後気象庁は梅雨明けをしなかった年もあります。
だからと言って、それに対してクレームは出ませんでした。
そもそも、気象庁が発表する「梅雨明け宣言」は一般的に報道されませんからね。
まとめ
結局のところ、マスコミが発表する「梅雨明け宣言」は、曖昧で当たり前なんです。
私たち、情報を受ける側の要望に答えて「多分これくらいやろう」って予測して発表してるんですから間違ってても、仕方ないんです。
意味がないように思いますが、やっぱり「梅雨明け宣言」をして貰った方が夏を楽しめるんじゃないでしょうか。
と、思うのは私だけですか?