夏の終わり(沖縄はまだまだ暑いですが……)に開催される「沖縄全島エイサー祭り」
沖縄に住んでいた頃に行ったんですが、めっちゃ楽しかったです(^^)
街中が!!って言うより沖縄中が、この日のためにエイサーを1年間練習してきたので、それはそれは、凄い意気込みですよ(^^)
沖縄全島エイサー祭りってなに?
本島(沖縄ではナイチと言います。)では、聞き慣れない「エイサー」
なんなん、それ?
ですよね。
簡単に言うと、沖縄県と鹿児島県奄美地方の盆踊りです。
ナイチの盆踊りとは、似ても似つかない感じはありますが、昔からある伝統芸能なんです。
その地方によって呼び方が違うのも、なんか「沖縄っぽい」って思います。
服装や音楽もナイチのものとは違いますが、エイサーはお盆の時期に現世へ戻ってくる祖先の霊を歓迎するための踊りです。
最近では、太鼓を使った地区が多いですが、踊りだけの地区もあります。
あっ!!エイサーは、地区によって踊り方が違うんです。
そして、この沖縄全島エイサー祭りは地区ごとのエイサーを見ることが出来るので盛り上がりがすごいんです。
毎年約30万人が歓喜する沖縄の一大イベントです。
沖縄全島エイサー祭りの開催に合わせて、沖縄旅行するのも楽しいと思います(^^)
沖縄全島エイサー祭りの歴史
始まりは、沖縄がまだアメリカだった頃1956年まで遡ります。
若い人なら「沖縄がアメリカ??」ってなってるんじゃないでしょうか。
学校で習ってるはずですが、はるか昔の出来事のように思いますよね。
でも、最近まで沖縄は「アメリカ」だったので沖縄に行くのにパスポートが必要でした。
車道も右側通行だったんですよ。
それが、日本が戦争に「負けた」ってことです。
ちょっと話しが逸れてしまいましたが……
1956年コザ市(現在の沖縄市)が主催となり全島エイサーコンクールを開催したのが「沖縄全島エイサーまつり」のスタートです。
各地からの代表9団体が、エイサーの構成や衣装、パフォーマンスの完成度を競い合い3万人の観衆を魅了しました。
しかし、地区や青年会によって構成された各団体で美的価値や特色がことなる踊りに優劣を付けるコンクール形式に批判が増え辞退する団体が出始めたことから、1977年からコンクール形式を廃止し各団体のエイサーを披露するカタチとして現在の「沖縄全島エイサーまつり」となりました。
現在は3日間開催されています。
1日目
沖縄市の中心市街地を各団体が練り歩く「道ジュネー」
2日目
沖縄市青年会による「沖縄市青年まつり」
3日目
県内各地より選抜された様々なスタイルのエイサーが披露されます。
最終日のフィナーレは会場一体となってカチャーシーが踊られ、締めの花火で大いに盛り上がります!!
沖縄全島エイサーまつりの楽しみ方
沖縄全島エイサーまつりが近づいてくると、至るところでエイサーの練習風景を見ることが出来ます。
時には小さな子供まで混じってエイサーを踊っています。
そんな練習風景も楽しみながら、初日の「道じゅねー」を見てください。
町を練り歩きながら行うエイサーは、本来の姿に最も近いんじゃないかな、と思います。
練習とはまた違った迫力と気迫を見て感じることが出来ると思います。
何より、そんな迫力あるエイサーを近距離で見れることが出来るのは貴重な体験じゃないでしょうか。
最終日は、創作エイサーなど多様なエイサーが見られます。
何よりも、沖縄の方々のテンションの高いこと。
最後のカチャーシーは、もうどうなっているのか分からないくらいぐちゃぐちゃになりますが、皆めっちゃ楽しそうです。
カチャーシーを踊れなくても、皆に混じって踊ってみてください。
温かく迎えてもらえられますよ!!
カチャーシーの輪には「どうも。。。入れない。。。」って方もクライマックスにはレーザーショーや花火も上がりますので是非最後まで会場で楽しんでください。
まとめ
沖縄の方々のテンションの高さと体力に驚く3日間になると思います。
もちろん、お祭りが終わればどこぞの居酒屋で泡盛で乾杯をしていることでしょう。
仕事は大丈夫なの?
って少し心配しないといけないくらいですよ。
でも、島全体のテンションがおかしいので、それはそれ、ってことなんでしょうね(^^)
機会があれば、是非覗いてみてください!!