汗には、良い汗と悪い汗があるんです。
嫌な臭いも良い汗なら軽減します。
悪い汗を良い汗に変えて、臭いや洋服の黄ばみとさよならしましょう(^^)
汗には良い汗と悪い汗があるって知ってた?
暑くなってくると、汗が気になりますよね。
暑くない冬でも汗をかくのに、ホント夏って嫌です。
そんな嫌な汗ですが、汗にも良い汗と悪い汗があるんです。
大きな違いは、良い汗はサラサラしているんですが、悪い汗はジトジトベトベトしています。
これは、体内の塩分が汗と一緒に出ているからなんですね。
汗が乾くと、洋服に白い塩が噴いたような跡が付いている場合ってありませんか?
それが、悪い汗です。
そもそも、なぜ汗をかくのか?
それは、身体の防衛反応です。
上がり過ぎた体温を下げるために脳から「汗をかいて体温を下げろ!!」って命令が出されます。
これを「温熱性発汗」と言います。
でも、体温が上がっていないのに汗をかくときもあります。
緊張した時に手のひらや脇にジワッと出る汗。
これは、「精神性発汗」と言います。
精神性発汗は、人間が霊長類だった頃の名残りだと言われています。
温熱性発汗にしろ精神性発汗にしろ、発汗する際に体内の塩分やミネラルを一緒に出してしまい、ジトジトベトベトの「悪い汗」になってしまいます。
体内に必要な塩分やミネラルが少なくなるだけでなく、ジトジトベトベトの汗は蒸発しにくいので、脳が出した「体温を下げろ!!」の命令が効かなくなってしまいます。
このため、悪い汗は熱中症を発症しやすくなります。
悪い汗の主な原因は、
・運動不足
・ストレス等による自律神経の乱れ
・食生活の乱れ
・エアコンによる身体の温度調節機能の不調
と言われています。
汗をかく場所で体調が分かる?
汗をかく場所って、だいたい決まってませんか?
私は、手のひらと脇によく汗をかきます。
精神性発汗の場合は、恥ずかしながら顔にばかり汗が出てきます。
(焦って余計に緊張して汗をかくと言う悪循環……)
そんな私は「首から上ばかり汗をかく」部類に入ります。
原因は、更年期障害と女性ホルモンの減少(T_T)です。
特に、上半身だけ汗をかく方は糖尿病の恐れがあるので気をつけてください。
神経障害により下半身に汗がかきにくくなっているんです。
食生活を見直したり、適度な運動をして糖尿病対策をおすすめします。
脇や膝の裏に汗をかくのは、特に問題ありません。
体温を溜め込み易い場所なので、汗をかき易いのです。
悪い汗を良い汗に変えよう!!
悪い汗は、体臭の原因になったり熱中症を発症しやすくなるのは先に説明しました。
では、悪い汗を良い汗に変えるにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、汗腺の機能を正常に働くようにする必要があります。
1番手っ取り早く出来るのは、半身浴です。
少し熱めのお湯(42℃くらい)に10~15分ほど浸かって、たっぷり汗をかいてください。
汗腺は、足元から老化するので下半身を温める半身浴が効果的です。
もう1つは、ウォーキングです。
暑い昼間は無理のない範囲でする必要がありますが、ウォーキングで日ごろから汗をかく習慣をつけてください。
そうすることで汗腺の働きが正常になり、悪い汗から良い汗に改善されます。
1ヵ月から2ヵ月ほど続けると、汗がサラサラになると思います。
ウォーキングをする時間がない方は、普段エスカレーターを使っているのを階段にするだけでも、やらないよりはマシです。
普段の生活の中で無理のない範囲で汗をかく習慣を取り入れて悪い汗にサヨナラしましょ(^^)
まとめ
外出先で汗染みが気になるようであれば、制汗剤を使うのも手です。
臭いも抑えることが出来るので、良い汗になるまでは、上手に使えば強い味方になります。
でも、個人差はあるものの1日に平均700から900ミリリットルの汗をかきます。
汗をかくことは、体温調節のための大事な身体の機能なので、これを受け入れて汗をかくのを無理に抑える必要もありません。
生きていく上で、良い汗は必要なんですよ(^^)