「土用丑の日」
うなぎ食べなきゃ!!
でも、なんでうなぎなの?
うなぎ以外に食べるなら、何が良いの?
土用丑の日の意味は?いつ?
土用丑の日って、そもそも何なん?
「土用丑の日」は「土用」の「丑の日」なんです。
「土用」は、四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前18日間の期間のことです。
詳しく説明すると、土用は「五行」に由来する歴の雑節のことです。
1年を4つの不連続期間である四立(上記)に分け、それぞれの期間の前に設けたのが「土用」です。
ご覧のように四立は四季の始まりとされる日が基準になっています。
四季の間には季節の変わり目があります。
この季節の変わり目を「土用」としたんです。
なので、「土用」は年に4回あります。
そして、「丑」の日とは、ご想像の通り十二支から来ています。
土用の期間に干支の「丑」に当たる日が「土用丑の日」になります。
では、2017年の夏の「土用丑の日」は?
なんと今年は2回あります!!
7月25日と8月6日です。
8月6日は「二の丑」と言います。
土用丑の日にうなぎを食べる由来は?
うなぎって、実は冬が旬なんですよ。
でも、うなぎを食べる「土用丑の日」は夏です。
話しは、江戸時代まで遡ります。
かの平賀源内が知り合いのうなぎ屋の亭主から「うなぎが売れない。何か良い案はないか?」と相談を受けたことから始まります。
時期は、夏です。
たまたま土用丑の日だったので平賀源内は「土用丑の日、うなぎの日」と張り紙をしました。
丑の日には、「う」のつくものを食べる習慣があったので、民衆にも抵抗なく受け入れられ、うなぎは飛ぶように売れました。
いわゆる販促活動によって、これだけ長い間根付いているのは、うなぎが夏バテ予防に良いからなのも理由の一つではないかと思います。
じゃないと200年以上も続かないですよね。
土用丑の日にうなぎ以外を食べるなら
うなぎが嫌いな人ももちろん居てます。
アレルギーの方もいてますよね。
無理矢理食べる必要はないですよ。
だって、ただの販促活動なんですから(^^)
バレンタインデーにチョコを食べないのと同じ意味ですからね。
でも、どうしても!!って思うなら「丑の日」なので、うなぎ以外で「う」のつくものを食べれば良いと思います。
馬肉や牛肉(牛)、うどん、瓜、梅干しなどなど……
うなぎが苦手な方は、焼肉でも食べて、夏バテ予防を兼ねるのはどうでしょうか(^^)
まとめ
日本のダ・ビンチと称される平賀源内が始めた販促活動が、200年以上経った今でも日本中で続いている習慣って、すごいですね。
今年の「土用丑の日」には、夏バテ予防にも良い「うなぎ」を食べて、江戸時代に思いをはせてください(^^)