人間の体のほとんどが水分です。
その割合は、なんと6割にも及びます。
こまめに水分補給してますか?
体内の水分が少なくなると、様々な不調が表れてきます。
最悪の場合は死に至ります(∩´﹏`∩)
「なぜ脱水症になるのか」
を知って、キチンとした対処方法を行いひどくなるのを防ぎましょう!!
脱水症になる原因って?
脱水症とは、体内の体液が失われた状態のことです。
体内の水分=体液です。
体液は、酸素や栄養素を運ぶ役割のものや老廃物を体外へ排出する役割のもの体温を調整する役割のものなど、生命活動を行う上で欠かすことの出来ないものです。
そして、体内に入ってくる水分量と、体外に出ていく水分量のバランスが崩れてしまうのが原因で発症します。
したがって、のどが乾いてなくても、こまめに水分を取ることで脱水症は防ぐことが出来ます。
脱水症の初期症状はめまいだけ?
めまいだけではありませんが、めまいがしてきたら水分を摂り安静にするようにしましょう。
初期の段階の多くは、めまいとふらつきが起こります。
中度で、頭痛や吐き気をもよおし、また口内の粘膜が乾き、唾液や尿の量も減ります。
そして、重度になるとけいれんや意識障害になります。
こうなる前に適切な対処をするようにしましょう!!
脱水症の対処方法!!赤ちゃんや高齢者は特に注意が必要です。
では、原因と症状が一通り分かったところで、脱水症になった時何をすれば良いのでしょうか。
(ここでご紹介するのは、軽度~中度の症状の場合です。けいれんや意識障害など重度の症状の場合には、迷わず速やかに医師の診断を受けるようにしてください。)
めまいなどの症状が表れたら、まず「経口補水液」を飲みましょう。
市販のものがない場合は、自宅でも作れます。
経口補水液の作り方
→水1リットル
食塩3g(小さじ半分)
砂糖40g(小さじ4杯半)
お好みでレモンなどのフルーツを入れると、飲みやすくなるだけでなくカリウムの補充も出来ます。
一気に飲むのではなく、ゆっくりと飲んで下さいね。
冷えたものよりも、常温(体温)に近い15℃くらいが体への負担は少ないです。
経口補水液は、体への影響が大きいため、心臓病・腎臓病・高血圧などで塩分の摂取を制限されている場合は、医師の指導の下で摂取するようにして下さい。
軽度の場合は、4時間以内に体重1kgあたり30~40g、中度の場合は体重1kgあたり100gの経口補水液を飲みましょう。
下痢の症状があれば、そのたびに体重1kgあたり10gの経口補水液を飲みましょう。
嘔吐の場合は、その量と同程度の量を摂取してください。
赤ちゃんの水分量は7~8割です。
そのため、大人よりも脱水症になりやすいです。
また、自分で伝えることが出来ないので注意が必要です。
・顔色が悪い、ハリがない
・泣いても涙が出ない
・ぼんやりしていて眠りがち
・尿が減る、色が濃い
このような症状があれば、赤ちゃん用のイオン水を飲ませてあげてください。
大人と同じように、一気に飲まそうとせずにゆっくりと飲ませてあげてくださいね。
症状が改善されない場合は、早めに小児科に相談してください。
高齢者は、赤ちゃんとは逆に水分量が5割程度と低いため、普段より多く汗をかいただけで脱水症になります。
そして、脱水症になっていることに気付かない、と言うこともあります。
・口の中や唇が乾いている
・爪を白くなるまで強く押してから離しても、元のピンク色にならない
・脇の下が乾いている
判断が難しいところもありますので、普段から注意深く見ておく必要がありますね。
特に高齢者は、脳梗塞や心筋梗塞の原因になったりするので、症状が見られたら、経口保水液やスポーツドリンクを飲ましてあげてください。
脱水症のまとめ
早く気付けば、大事にはなりませんが、症状が悪化してしまうと取り返しのつかないことにもなりかねません。
普段から適度な水分補給をするように心がけてください。
そして、赤ちゃんや高齢者には、普段と少しでも違うなと思えば、早めに対処しましょう。
冬でも脱水症は起こりますので、気を抜かないでおきましょうね!!