脳梗塞

旦那さんが脳梗塞!?救急車が到着して救急病院へ!!

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まさか、脳梗塞なんて大病を1番そばにいる大切な人がなるなんて私は今まで1ミリも考えたことがありませんでした。

それに、旦那さんが「右足が重い」と言って動かなくなっていくのを目の当たりにしても、どこか信じられず、病院に行けばすぐにまた動くようになると思っていました。

脳梗塞を発症した、その時には、先に続く長い闘病生活すら想像すら出来ず、旦那さんの右足が「動く」ことを、私は根拠なく信じていました。

救急車と救急隊員さんが到着

119番へ電話をして、救急車が到着するまでは、そう長くなかったと思います。

とても迅速な対応をして下さったと感謝しています。

救急隊員さんは、運転手の方も含めて3名でした。

最初は2名の方が担架と救急処置をするための道具が入った鞄を持って、お世辞でもキレイとは言えない我が家へ入られました。

そして、状況を冷静に旦那さんに聞きました。

「朝、トイレに起きた時に少し異変を感じましたが、すぐに戻りました。多分、5時くらいです。」

と旦那さんが救急隊員さんに言いました。

え???

そうやったん???

そんなん、一言も言ってなかったやん(怒)

衝撃の事実を旦那さんと救急隊員さんとが少し話した後、旦那さんは担架へと移動することに。

旦那さんは運ばれた当時、体重が90キロほどあったので、2人では運び出すことが出来なかったようです。

その上、狭い我が家では、担架を広げるのもやっとです。

そんなこともあり、外で待機されていた運転手の隊員さんも呼ばれ3人掛りで救急車へと運ばれました。

この時には、旦那さんの右半身は全く力が入らず、我が家の狭さも伴って、さすがの救急隊員さんも四苦八苦していました。

見るからに大変そうでした。

そんな中、私は

「何を持って行けば良いですか?」

と聞いていました。

「いつも履いている靴と健康保険証を持ってください。」

わけも分からずしょうもないことを聞いたのに、救急隊員さんは、そう親切に答えてくれました。

救急車では祈っていました

なんとか救急車に旦那さんが乗り込み、私も家の鍵を閉め、旦那さんの靴を片手に旦那さんの鞄を肩から掛け、救急車へと乗り込みました。

初めての救急車に、とても不安な顔をしていたと思います。

実際、とても不安でした。

これからどうなるのか、想像も出来ませんでした。

私が不安そうな顔をすると、旦那さんはいつも必ず

「大丈夫やってぇ」

と明るく優しく笑って言ってくれます。

でも、そんな余裕は、この時の旦那さんにあるはずがありません。

とうとう、サイレンの音とともに、救急車は病院へと走り出しました。

まだ車も少なく、スムーズに病院へと向かっていました。

ところが、大きな交差点に差し掛かった時、突然の急ブレーキ!!!

サイレンに気づかなかったのか、横から車が飛び出して来ていました。

この時、救急車はかなり大きく揺れました。

この「揺れ」に旦那さんの脳は対応出来なかったようです。

揺れの直後から、

「気持ち悪い」

「吐きそう」

と言い出しました。

その後の少しの揺れにも敏感になってしまい

「吐きそう」

と、何度も言ってました。

大きな揺れがあった交差点から病院までの道のがとても長く感じました。

早く!!

早く着いて!!

旦那さんの身体を早く元に戻して!!

心の中で、そう祈っていました。

気が付くと、旦那さんの親友が眠るお寺が見えて来ました。

彼が、突然逝ってしまったのは3年前のことです。

こんな早朝に、夜型だった彼が気付くかは分かりませんが

まだ旦那さんを連れて行かないで!!

旦那さんを守って!!

思わず、そう祈り、語りかけていました。

救急車に乗っていたのは、距離からすると約5分ほどです。

でも、私には、途方もなく長く感じました。

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救急病院に到着~離ればなれに……

ほどなく、救急病院に到着しました。

私は、手続きがあるからと、旦那さんとは別の入り口から入るように救急隊員さんに言われました。

旦那さんの靴と鞄と、「行って来ます」と言った時から背負ったままの仕事用リュックを背に、守衛さんのいる入り口から入りました。

震える手で、何か書類に記入をしたような気もしますが定かではありません。

旦那さんは、救急車からそのまま処置室へと運ばれたようです。

この時から、私は、処置室の前で1人寂しく不安と共に長い時間を過ごすことになりました。

旦那さんの靴

旦那さんがいつも持ってる鞄

鞄の中には、旦那さん愛用のタブレットとタバコとお財布

それらを抱き締めて、旦那さんが適切な治療をされ、笑顔でまた会えることを疑いもしませんでした。

入院することになるやろうけど、すぐに元気になってお家に帰れると信じてました。

右足が動かなかったのは、あの時だけで、すぐにいつも通りの生活に戻れると信じて疑いませんでした。

でも、そんな私の思いとは裏腹に、私たちの「いつも通りの生活」は二度と戻ってくることはありませんでした。

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