今年もやって来ました「年末調整」
私が年末調整業務をするのは今年で5回目です。
1回目の時は、それはもう散々でした。
何が何だか分からない内に終わってしまいました。
あれで良かったのか?
今、思い返しても不安で仕方ないです。
(その後、税務調査が入り「問題なし!!」とはなりましたが^^)
初めて年末調整業務をされる方は、不安でしょうがないですよね。
だって、今までは書類に記入して提出していた側ですもんね。
そもそも「年末調整って、何?」って方もおられるんじゃないでしょうか。
「年末調整」って、何?
年末調整は、簡単に言えば、サラリーマンの確定申告です。
個人事業の方はご自身で確定申告をしていますが、サラリーマンの方は年末調整をすることによって、会社が代わりに税務署に所得を申告しています。
従って、複数の会社から給与を受け取っている場合には、会社から発行された源泉徴収票を自分でまとめて確定申告をしなければなりません。
確定申告をすることによって、税務署に年間所得を申告し、翌年の住民税の金額が確定します。
(住民税は前年の所得によって違うんですよ。)
ややこしいですね。
少し掘り下げる必要がありそうなので、アルバイトの場合で説明していきます。
アルバイトの年末調整は要注意!!
アルバイトの方も所得がある限り年末調整をしなければなりません。
「うそーーー!!!」
ですよね(^^)
私も学生でアルバイトをしている時に年末調整をした覚えはありません。
が、それは会社がやってくれていたんですね。
↑こんなん渡されていませんか?
「扶養控除等異動申告書」ってやつです。
これを会社に提出(1年間に1社しか提出出来ません。)することによって、毎月の所得税が提出しない方よりも安くなります。
扶養者の情報も記入しますので、これを元に年末調整をするんですね。
どんどんややこしくなっていきますね(^^)
業務担当者は、この扶養控除等異動申告書と「給与所得者の保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書」をもって年末調整がやっと出来るんです。
それでは、アルバイトの色んなパターンで見ていきましょう。
《1社でしかアルバイトをしていない場合》
先ほどの扶養控除等異動申告書をアルバイト先に提出
→年末調整完了!!
《複数の会社でアルバイト(いわゆる掛け持ち)している場合》
メインのアルバイト先(1番収入の多いアルバイト先)へ扶養控除等異動申告書を提出し、他の会社へは提出しないでください。
1月中にアルバイト先全ての源泉徴収票を発行してもらい、2月15日までに住民票所在地の税務署で確定申告をする。
《今は1社でしか働いていないけど、今年中に複数の会社でアルバイトをした》
1月以降に給与を受け取った会社全てに問い合わせて源泉徴収票を発行して貰い、今の会社へ扶養控除等異動申告書とともに提出する。
→年末調整完了!!
パターン的にこれくらいかな?と思うんですが。
生命保険料控除って?
扶養控除等異動申告書と一緒に「給与所得者の保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書」を配布されます。
これは、生命保険料って、税金が免除されるのでその金額を書いてねってモノです。
計算はややこしいので、ここでは触れませんが多ければ10万円ほど控除になるパターンもあります。
その他、1月以降に国民年金を払った場合や、住宅ローンを組んで10年未満の場合も税金が免除されます。
そんな、給与以外に税金が免除になるものを記入する書類なので、もしご自身で生命保険を払っているのなら忘れずに提出しましょうね。
それと、大事なのが「配偶者特別控除」の申告です。
奥さんや旦那さんを扶養に入れている場合も、税金の免除(38万円)になるんですが、誰でも免除になるわけではありません。
じゃあ、誰が免除になるの??
年間の収入が103万円以下の方です。
(平成30年からは130万円以下に変わります。)
103万円以下の配偶者がいれば、氏名と収入を記入します。
103万円を超えても140万円までなら段階的に免除になります。
(でも、140万円も収入があるなら配偶者の方の会社から「社会保険に入ってください!!」って言われると思います。そうすると、配偶者は扶養から外れて配偶者自身で年末調整をすることになります。)
あっっ、上記の「収入」は「給与所得」なのでお間違いなく!!
まとめ
奥が深いですね。
まだまだ注意すべきところはあるのですが、次回にします。
私の頭がまとまってません。。。すみません。。。
ホントややこしいんですよね。
もっと詳しく書かないと、訳分からないですよね。
次回はもっとポイントを絞って説明させて頂きます。